21年間の相棒「くまちゃ」

Ojima Mina

小島 実奈

私は小さい頃から気づけばぬいぐるみがそばにいました。特に5歳程まではころころとブームがあり、時期によって好みのぬいぐるみが変化しました。今回の展示はぬいぐるみ愛と、「くまちゃ」が相棒になるまでのお話です。

2001.1”くまちゃん”
透き通るような白さの「くまちゃ」を抱える1歳の私。兄と姉がいるため、おもちゃの取り合いが多い中、初めて勝ち取ったなったぬいぐるみで、この頃はまだ「くまちゃん」と呼んでいました。初めは自分のものではなく、3つ歳上の兄のために祖母がプレゼントしてくれたぬいぐるみでした。
つまり私より3歳年上の、人生の先輩です。

2001.10 キティちゃん
「何か欲しいものない?」これがUFOキャッチャーを横切った父のお決まりのフレーズ。おかげでぬいぐるみの家族が増えていきました。小さい頃は無意識に自分サイズの大きいぬいぐるみを好んでいたんだと思います。ピンクが好きな私はキティちゃんに一目惚れ。

2002.2 THE DOG
鼻が大きいのが特徴的な犬のぬいぐるみです。おそらくマクドナルドのハッピーセットで手に入れました。我が子のように可愛がり、お家を段ボールで作った思い出があります。ものづくりの楽しさを知ったきっかけの一つでもあります。

2004.11 ポケットモンスター
誰もが一度はブームがやってくるポケモン。兄の影響で好きになりました。「裂空の訪問者 デオキシス」に登場したキャラクターに特に興味を持ち、ぬいぐるみだけでなく、ソフビ人形やカードも集めました。

2008 ”くまちゃ”
ディズニーランドに行く直前の朝のホテルの様子。なんと「くまちゃ」を千葉まで連れてきたのです。今ではちょっと考えられませんが、肌身離さず一緒にいました。流石に園内までは持ち込みませんでしたが、家族旅行を共に楽しみました。

様々なぬいぐるみブームがあったにもかかわらず、毎晩一緒に寝ていたのは「くまちゃ」でした。そしてそれは今でも変わリません。唯一長岡に連れてきたぬいぐるみです。課題が辛い時も、嬉しい時も、嫌なことがあった時も、全て話してきました。もしかしたら家族よりも私を知っているかもしれませんね。
「くまちゃ」は宝物であり、相棒であることはこの先も変わりません。

Uxlab #05

2 Much 2 Soon

Ojima Mina