誕生日

Aoi Kanagawa

金川 蒼

成人した時にお祝いの贈り物をおくられる、読んで文字通り「成人祝い」というものが存在します。それは時計だとかアクセサリーだとか、はたまた車だとか…。かくいう私も何がいい?と聞かれたのですが、未だ考えていません。そうこうしている間になんと妹が成人しちゃいました。時間の流れがビックリするくらい早いですね。これが加齢…?怖。

閑話休題。こういった人生で一度しかない記念日は何かと印象的だと思います。私はあんまり覚えていませんが、そんな中でも覚えているのがこの絵本でした。成人したすぐ後くらいに貰い、アパートで読んで泣いたことを覚えています。

この絵本は母親の視点から子供の成長の過程を見届けるという内容のものです。一見どこかで見たことがありそうな内容なのですが、ああ、こんな風に思ってくれているのかなあ。と思ってしまうくらい、私にとってこの本は力があります。貰った時期も時期なので。

それとはもう一つ、この絵本が宝物である理由があります。それは遊び紙の方に書いてある日付で、おそらく購入した日付だと思うのです。2009/1/23と書いてあります、いいにいさんの日ですが多分全く関係ないです。

私が成人したのは2020年なので、11年も前に購入したことになっています。じゅういちねんも前ですよ!小学3年生が大学2年生になっていたり、5歳が高校1年生になっていたり3歳が中学2年生になっているほど前ですよ!?こんなに前から20歳になったらこれを渡そうと思ったのかなと考えると、う、うわあ〜〜〜!!!となります。恥ずかしいのやら嬉しいのやらエトセトラエトセトラ…。この日付については聞いていないので私の解釈なのですが、そういうことにしておきましょう!今更「これなんの日付?」と聞くのは照れくさいので!!

それはさておき、これを見ている方にも大切な誰かから贈られた大切なものがあるかと思います。なんだか照れ臭くてありがとうと言えないかもしれません、言えなかったかもしれません、今後もきっとそういうことがあるかもしれません。でも嬉しい気持ちは本物で、今度は誰かにお裾分けしたい気もします。素敵で楽しくて思い出に残る贈り物。

私も誰かにそんな贈り物がしたいなあ!

おわり!!