繋がる地図帳
僕にとっての宝物は高校生の時と一浪の時合わせて4年間使っていた地図帳です。
「宝物」ってなんでしょう。
いつも肌身離さず持っているものでしょうか。
奥に眠っている埃を被ったものでしょうか。
僕は実家に眠っていた教科書を引っ張り出しました。
地理は自分の中で一二を争う好きな教科です。理由は、いろいろなところから知識を引っ張り出して"繋げて"いけるからです。
ニュースで覚えていた内容、なんとなく知っている歴史の知識、大好きなアーティストの出身地。ありとあらゆるところから地理は繋げられます。
地図帳にはありえない量の文字やグラフが載っています。
これを作った人がいることに気づいて驚きます。
そして、見れば見るほど発見ができます。
使っていた当時は、とにかくメモに必死でした。
付箋に大事なことをメモ。都市名に丸。赤道にマジックで線。
地図帳自体にも沢山書き込みました。
授業中常に開いて、大事なことをすぐメモする習慣がついていました。
地図帳を汚す感覚で見辛くもなんか捨てられないものになりました。
データはどんどん古くなって、消えていく都市や町もあるかも知れません。
教科書としての役目は終わったかもしれないですが、 「なんか持っていたい宝物」としてこれからも持っておきます。