辛い時に読む本

Kurokawa Yuka

黒川 優華

今回の自分のお宝というお題、いろんなものに興味を持ちこれが一番を持っていない私にとってとても難しいお題であった。
そんな私が、選んだ本は、「よつばと!」という漫画本。小学6年生の時に地元の図書館で出会い、そのよつばの面白い会話や行動にとても魅力を感じた。

お小遣いを中学生からもらうようになり、お小遣いを貯めてはよつばとを購入していた。この漫画は、特段事件や騒動は起こらないが日常的でとても安心する。よく何かで嫌になった時や何にもしたくない時は日当たりのいい部屋でこのよつばとを読むと元気になる。

私が購入する本は全て死ぬまで共にすると決めて購入する。地元からわざわざ持ってきた。このよつばと!も同じ自分の子供にも見せる予定の一つ。

よつばは、とても自由奔放な女の子で世間に縛られない。自分のやりたいことに興味を持って行動する。
よつばくらいの小さな頃は誰でもできる簡単なことが大人になったらできなくなる。大人になってみてこの漫画を読むと懐かしく感じるのはそういうことなんだろうなって思う。 大人になってもこの感性を忘れない大人でありたいと思う。

ふとした時に読みたくなる。日常的で平和すぎる。それがいい。おんなじ場面も何度も見てきた。ホットケーキのシーンを読むと無性にホットケーキが食べたくなるし、石拾いに行っているシーンを見れば石を拾いに川にいく。よつばは、日常に変化を与えてくれる、私にとってそんな存在。

問題は一つ。発売が遅すぎること。イラストも背景も全部手書きで手が混みすぎてる。だけど大好きな漫画が終わらないってのはそれはそれで素敵かも。なんて思いながら月に一回はよつばと16巻の発売日を検索する。発売日は書かれていないんだけどね。15巻が発売されてからもう3年が経つ。もう少しで出てくるかな。1巻が発売されたのって2003年。この漫画ももう21歳。私の一個下。このまま私が先に死ぬんじゃないんかねとすら考える。 麦茶を飲みながらよつばとを読む。風通しのいい部屋で。それが私の生きる道!!!