先生の専門分野はなんですか?

エディトリアルデザインです。

それはどんなお仕事ですか?

書籍の装丁や中身の設計など、出版物のデザインをしています。具体的には単行本や文庫本などの一般書から、教科書のデザインもします。

その分野で活躍するにはどんな能力が必要ですか?

基本的には書体や文字の扱い方、レイアウトの基本的な知識と技術。それと紙、印刷、製本などの知識も欠かせません。エディトリアルデザインの仕事は非常に細かい作業と忍耐力が求められるので、デザインすることの楽しさを常に持ち続けられる情熱が一番必要でしょう。それさえ失われなければ、絶対プロとして生きていけます!

先生にとって「デザイン」とは一言で言えばなんですか?

生きるために必要な空気や水のようなもの。

その理由はなんですか?

人はどうあれ自分は自分というスタンスを貫いて生きてきたつもりだから、誰もが口にするような「デザイン観」は二の次。やはり自分が多幸感を得られなければ、人にあれこれ言うことは出来ないからネ。

受験生へのメッセージをお願いします。

孤独を楽しみましょう! 孤立はよくないけれど、周りを気にしすぎて疲弊しないように生きて欲しいです。それから、これまで教わってきたことを一度疑ってみよう! すべての答えは自分の中にしか存在しないから。